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法的回収の今昔

またまた急かされたので次へ行きましょう。
今回は消費者金融が法的回収にまで踏み切るケースの今むかし。
いつものごとく、月刊誌の記事を題材にします。

『法的回収になんらメリットなし』
ここまでの説明で、疑問を抱いた方もおられるだろう。もし、サラ金が法的手段、すなわち強制執行で動産や給料を差し押えてきたらどうするのかと。

なるほど、借りたカネを返さず逃げ回っているのだから、相手に訴えられて当然。だが、その心配もほどんどないとS氏は言う。

「僕が知ってる限り、ここ最近、ウチの会社が法的回収を行ったなんて話はほとんど聞きませんね。多分、他の大手各社も同じだと思いますけどね」

理由は単純。サラ金にとって法的回収にはなんらメリットがないからだ。

挿し押えるといっても、無担保のサラ金の場合、自宅やマンションなどの不動産を取り上げることはできない。可能なのは、家具や家電製品、車といった動産で、コレを競売に出したところで二束三文にしかならない(動産差し押えの相場は、市場価格の10分の1。つまり100万の借金を動産執行で回収するには1千万相当の動産が必要になる)。

給料や貯金など、現金の差し押えにしても同じ。多重債務者の中には無職や貯金ゼロの連中がゴマンとおり、まったく当てにならないらしい。

他にも、裁判手続きに関する社員の人件費、時間的コスト、執行官へ支払う手数料など、割に合わないことおびただしい。同様の理由から、本社管理部でもほとんど法的回収は行われていないのが現状だ。

「こんなバカげたことが通用するのも、結局は、トコトンまで逃げまくろうという人がごく少数だからなんですよ。遅延者の大半は、法的手段に訴えるぞと言えば、怖くなって必死に工面するんです。お上に頭が上がらない国民性っていうか。(裁判所の支払い命令を装った)架空請求であれだけ被害者が出るのも、きっと同じ理屈なんでしょうね」

『強制執行は一度で終わる』
あまりにもユルいサラ金の取り立て。だが、調子に乗りすぎると痛い目に遭う。法的回収がほとんどないというのは、裏を返せば、場合によっては可能性もあるということだ。

S氏は言う。

「元金が高額の場合(40万以上)はさすがに意地になって取り返そうとするかもしれません。あと、債務者がやたら業者の感情を逆撫でするのも×です。いくら割が合わないと言っても、嫌がらせのために、強制執行した例は少なくないですからね」

そこで万が一に備え、法的回収のダメージを最小限に止める術をお教えしよう。

○現金の対処
預貯金は債権者が債務名義(裁判の確定判決、仮執行宣言付きの支払督促)を手に入れる前に、信頼できる第三者の口座へ移しておけば問題ない。差し押えはあくまで債務者個人に対するもの。間違っても自分の口座に入れっぱなしにしてはいけない。

○動産の対処
実は動産差し押えには、次のものは生活必需品とみなされ、対象外となっている。

◆洗濯機、鏡台、冷蔵庫、ラジオ、掃除機、ベッド、冷暖房器具(エアコンは除く)、テレビ(29インチ以下)、ビデオデッキ。

どうしても手放したくない贅沢品は、これまた信頼のできる第三者に預けてしまえばOK。車があるならすぐに名義を変えておこう。

○給与の対処
残念ながら給与の差し押えだけは、債務者の会社に支払い命令が下るので阻止することは不可能だ。

ただし、全額をもって行かれることはなく、上限は4分の1までと制限されている(28万以上は、それを越える額プラス28万の4分の1。つまり、30万の場合は9万が対象に)。

しかも本来、強制執行は債権回収が終わるまで何度でも行えるのだが、現実は、一度の執行で終了するケースが大半。恐れることはない。

ということで、昔の記事ながらもこれは当時から絵空事で現実的に無理ということがわかると思います。今となってはさらに現実と乖離してしまっていますね。

前もどこかで書いたような記憶がありますが、踏み倒しというのは見合わない行為です。貸金業法改正後の総量規制ショック(一部バブル)で廃業が後を絶たなかったせいか、時効の援用も非常に面倒くさくなっています。CICで開示したら倒産してる会社のが「嫌がらせとして」残されていたり、ではその代位弁済をした保証会社はどこなんだと探したらその倒産会社の「身内」が経営する会社だったりと、たかだか100万程度で何年も社会性を放棄した生活をした上にこれは、見合わないです。踏み倒しというのは指名手配半クラスの犯罪者でやっと割に合うかなという行為ですよ。
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カウントダウン

このブログ懐かしい、まだ生きてたんですね。
消費者金融のTVコマーシャルはもう惨憺たる状況で
過払いCMがその後釜にデーンと座り込んでいます。
来年の今ごろはどうなってることでしょう。
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CMを巡る

消費者金融という言葉には
とかく黒いイメージがつきまといます。

高利貸しという業務で社会と接点を持つ以上、
それは仕方がないことなのかもしれません。
だからこそその黒い部分を払拭しようと
どの業者も積極的にイメージ戦略を行っています。

初めて消費者金融を利用される人々にとっては
CMで見たことがある、ただそれだけで
とっつきやすくなるのかもしれません。
かつてのキャッシングCMといえば武富士ダンス。
少し前まではアイフルちわわに
アコムの小野真弓などがもてはやされましたが、
最近の消費者金融CMはただ漠と印象づけようとするものから
メッセージ性を重視するようになりました。

本サイトではCMという切り口で
キャッシング事情を読み解いていきたいと思います。
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